テレビや雑誌、インターネットでおなじみの 12 星座占い、正式には西洋占星術と呼ばれるものですが、

今や最もポピュラーな占いかもしれませんね!

あなた自身が 12 星座の中の何座なのか、その個性や特徴なども、多くの方がご存知かもしれません。

中には自分以外の身近な家族や友人の運勢も少しは語ることができますという人もいるほどの、

12 星座占いファンもいらっしゃることでしょう。

 

一方で、世界人口が 70 億人越えという現代社会にあって、人間の性格傾向をたかだか 12 パターンに分けて

考えるとは少々ずさんな取り扱いなんじゃ? なんてことも言われたりするのです。

 

でも西洋占星術は、人の性格傾向を 12 のパターンに分類して作り上げたものではありません。

よくある心理テスト感覚の使い方をするためのものではないのです。

西洋占星術の起源

西洋占星術とは言え、その起源は「西洋」などという概念が確立するよりもっともっと以前にさかのぼります。

およそ紀元前 9000 年頃にはすでに発祥していた古代メソポタミア文明において、チグリス川とユーフラテス川の二大河流域ですでに習慣となっていた「天体観測」が起源だとされています。

 

当時の古代人にとっては、農耕、たとえば種をまく時期、収穫高などから衣食住について、

死活問題が夜空の星に暗示されているものとして「星を読み解く」必要があり、占星術師は必須の存在でした。

 

古バビロニア~新バビロニア時代においては、カルデア人により七曜日制が導入され、

六十進法が確立されるとともに、太陽の軌道である黄道を 12 分割した「黄道 12 宮」が確立。

 

天体観測から天文学が、そして占星学が派生します。当初はまだ天文学と占星学との境界線はあいまいで
した。

古代ギリシア・ローマにおいては、黄道 12 宮とオリュンポス 12 神との関わりが論じられるようになり、

人々の生活に密着した星占い=占星術がひときわ盛んになりますが、一種の多神教としてキリスト教会から

弾圧をうけて衰退してしまう時期もありました。

 

中世ヨーロッパにおいてルネッサンスの広まりとともに、占星学が再び日の目を見ます。

 

やがて西洋圏で西洋独自の占星学が確立され、この学問をベースに西洋占星術の体系が完成し、

この手法を今日の私たちも引き継いでいるとのこと。

太陽星座占いはざっくり、でも当たる!

雑誌やネットサイトでよく見る「毎日の 12 星座」「今月のあなた」などの、いわゆる占いページなのですが、かなりざっくりと人の太陽星座(サン・サイン)のみで占われたものになっています。

 

太陽星座とは、人が生まれたとき、その日の太陽が黄道 12 星座のどの星座の近くにあったかで

決まるものです。

 

正式な西洋占星術による運勢鑑定では、太陽の他に、地球の衛星である月の星座、

さらには太陽系の主要 8 惑星(水金火木土天海冥)がそれぞれ何座にあるのかも算出します。

 

ですから、ざっくりと個人の太陽星座だけを論じている「毎日の 12 星座」「今月のあなた」などは、

的中率は若干落ちるかもしれません・・・が、そもそも当てものではないという西洋占星術です。

 

また的中率が若干落ちても、まだまだ「当たっている!」と、多くの人たちが見て、参考にしているから、

今なお占いコンテンツが掲載されているのですよね。

 

この情報化社会にあって、本当に当たらないなら、すでにオワっていることでしょう。

月星座や隠れ星座も知りましょう

西洋占星術では、まず一個人の太陽星座が何かが最重要事項です。
その次に重要な星が「月」です。

自分の太陽星座を知っている人は多くても、月星座(ムーン・サイン)も知っている人となると激減しますね。
太陽がその人自身の全体像、人生傾向を表すものに対して、月はその人の内側の心の動き、

情動の波を示すものとされています。

太陽星座と月星座が同じ人もいれば、かなり真逆の性質になっている人もいますし、

ここはもう実際に個別に占断するところになりますが、その人の唯一無二の個性と魅力が導き出される

肝となる部分で、非常に興味深い所でしょう!

 

そして先にも述べましたように、太陽系の主要 8 惑星も算出します

それぞれは下記のように占断に用いられます。(諸説あり)

  • 太陽星座・・・人間像、生き方、パーソナリティー、自我を表す
  • 月星座・・・感情の波
  • 水星星座・・・知力のタイプ
  • 金星星座・・・愛情傾向火星星座・・・闘争の形
  • 木星星座・・・幸運のポイント
  • 土星星座・・・試練のポイント
  • 天王星星座・・・転機とハプニング
  • 海王星・・・無意識と精神世界
  • 冥王星星座・・・死と再生

 

近年ではさらにキロン、セレス、リリスなど小さな小惑星もいくつか算出することもあります。

同じ〇〇座の人が 2 人いて、それぞれの人にかなりの違いを感じることがありますが、

 

太陽星座がいっしょだというだけでは、そうそう人間は一致しないというのが、西洋占星術の考え方なのです。

太陽星座以外の、月星座から他の 8 惑星の星座は、言ってみればあなたの「隠れ星座」です。

 

隠れ星座たちによって、あなたが何座であってもその個性と魅力は玉虫色に輝くのです。

 

それを読み解く術が西洋占星術です。12 パターンの性格診断テストのように扱うものではないのです。

そして、太陽&月、8 つの隠れ星座をひとつの円の中に描き表したものが「ホロスコープ」です。

ホロスコープも色々

ホロスコープとは、出生図、出生チャートなどとも言われるもので、古代ギリシア語の「時の見張り人、

時の観測」を語源としています。

 

太陽系の断面図に、あなたの太陽&月、そして 8 惑星も描き表したもの。今ではオンラインで生年月日を入力するだけで誰もが自分のホロスコープをプリントアウトできます。

 

ひとことでホロスコープと言っても、作図や計算方法はひとつではありません。現在、最もポピュラーなホロスコープ作成法が、いわゆるプラシーダス・システムと呼ばれるものです。

 

この作成法では、個人の出生時間と出生地、厳密には出生地の経度・緯度から、星の位置を割り出します。

 

出生時間と出生地の両方をセットで使いますので、いずれかがわからない場合は

この作成法は使うことができません。

 

しばしば、正確な出生時間がわからない人は正確なホロスコープが出せないなどとも耳にすることができますが、これは誤認です。

 

出生時間が不明でも描き表せるホロスコープ作成法があります。運勢鑑定の中で出生時間や出生地がわからないことが問題視されることはありませんので、ご安心下さい。

 

また、プラシーダス・システムで作成するホロスコープは詳細なものではありますが、

それがすなわち正しいホロスコープだというものでもありません。ホロスコープはあくまでも星の座相で、

私たちが生まれたその日の星の配置がどうだったかを伝えるものです。

 

たとえプラシーダスで作ったとしても、計算方法を間違えるとか誤情報に基づいて作ってしまえば、間違った星図を描き出してしまうことになりますから要注意です。

 

これが正しい!というホロスコープ作成法を探すのではなく、まず正しい生年月日と生まれた時間、

出生地を確認しましょう。

 

お母さんの記憶だけではなく、母子手帳なども見ながら実際どうだったのかを確認しましょう。

 

ちなみに、よく国内で著名人・芸能人などの出生ホロスコープが掲載されているのを見かけると、出生時間はその日の正午、出生地は日本の首都東京で計算されているものも多いですね。

 

伝統的には出生時間と出生地がわからない人は、その日の正午と日本の首都東京で計算しておくのも

ひとつの方法なのです。

 

ホロスコープの読み解きに一定の学びと知識が求められますから、むずかしいな!と感じた時には

すんなりプロ占い師にお任せしましょう。

 

ぜひ、本格的な西洋占星術による運勢鑑定を一度は体験してみて下さいね。(了

おすすめの記事